第400回 < 東京実業団対抗テニス大会に参加して >

当社では、今年テニス部を創設し、東京都テニス協会に加盟しました。さらに、年二回春秋に開催される東京実業団対抗テニス大会のうち、今回秋季リーグへの参戦を決めました。社内の数少ないテニス経験者と未経験ながらテニスに興味を持っていたメンバーで、第十部リーグからの参戦となりました。第十部だけでも24ブロック(各ブロック4-5チーム)で100チーム以上が第九部への昇格をかけて対戦します。各ブロック内で総当たり戦を行い、上位チームが決勝戦に参加することになります。

9月第1週から毎週日曜日に試合日程が組まれました。事前に、各自が試合日のテニスコートを確保し、当日は対戦する2チームの選手が集まり、審判のいないセルフジャッジで試合を行います。各社が対戦結果を記録し、ブロック内で取りまとめた結果をブロック1位の会社が事務局に報告するという、手作り感満載の試合を4週間にわたって繰り広げました。規定人数ギリギリの4名での参加となった当社ですので、当日具合が悪くなった選手がいれば棄権することもあり得ます。

総当たり戦の際、ホストチームとゲストチームを決めて、ホスト側がテニスコートを用意します。大企業のテニス部の参戦も多く、会社によってはテニスコートを所有していますので、自社コートでの試合を選択されることもありますが、当社の場合は、河川敷に広大な敷地を持つ、大宮けんぽグラウンドのテニスコートを予約しました。

当社として初めて参加する団体戦であり、試合経験のないメンバーもいたことで、勝手もわからず戸惑いながらの試合となりました。天候不順などもあり、最終戦を含む10月1日、2日は連戦となりました。また、それぞれ3セットマッチでダブルス2試合、シングルス3試合を当社メンバー4名で戦うことになったため、1名を除いては、必ず2試合に参加することになりました。私も今回選手として参戦し、各対戦でダブルス、シングルス両方の試合に出場しました。今年は9月下旬から10月初旬にかけても夏日が続き、気温30度の炎天下で数時間試合をすることになり、相当体力を消耗しました。恥ずかしながら、毎回2試合目のシングルスでは足が攣ったり、熱中症気味になり、フラフラになりながらの試合となりました。

メンバーは、貴重な週末の休みを返上して初めての大会に参加しましたが、残念ながら、今回当社はあえなく予選敗退となりました。第一部から第十部で構成される東京都の団体戦ですが、第十部といっても参加する皆さんはテニス経験者で日ごろから練習を欠かさない方々ばかりです。私たちの初挑戦は経験者の皆様の壁に跳ね返されました。しかし、今回、このようなテニスのイベントに参加できたことは大変楽しい経験でした。コロナ禍もようやく終息が見えてきた今日この頃、久しぶりに会社の同僚や家族、友人と外に出て体を動かす機会を楽しみたいと思います。

次の東京実業団対抗テニス大会は来春開催されます。それまでに練習を重ね、団体戦での勝利を目指して頑張ってみようかと思います。